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拘束 [散文]

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柔らかなビロードの布で女の両手両足をベットの支柱に繋ぎ止めた僕は少し息を殺して貴女の呼吸を数えてみた。
胸元の優しい膨らみが、いつもより激しい上下を繰り返している。
滑らかな光沢を放つ腹、臍のくぼみが呼吸の度に妖しい影を形作る。
真っ直ぐな鼻筋、わずかに開かれた赤い唇、形の良い白い歯、乱れた髪の間から覗くピンク色に上気した耳たぶ、そのどれもが僕の欲望を刺激する。
捕らえられた美しい獲物・・・。
自らの自由と眩しいほどの裸身を男の手に委ねた女の躰から微かに香水の香りが漂っている。
横たわるこの美しい全裸の女をどうするか、その全てが今、僕の自由なのだ。
顔を寄せると貴女の唇から暖かい吐息が漏れている。
僕は彼女の舌を探りながら唇を重ねる。
絡みつく肉の感触、ただそれだけで男の昂ぶりが股間に溢れてくるのを僕は感じていた。





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狂い・・・。 [散文]

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ベットでの営みはもう数時間に及ぼうとしていた。
快楽を求め、お互いを犯し奪い合う男と女。
流れ落ちる汗、歓喜のうめき、苦しげな喘ぎ、絶頂を極めた時の狂ったような叫び・・・。
男は女の躰を責めつけ、押し開き、猛り狂ったペニスで花唇を貫き続ける。
女はひらかされ、埋め尽くされる圧迫感と苦痛を、狂ったような快感に変えて男を翻弄していく。
狂った夜、性の饗宴。
僕は貴女を跪かせ、その肉体をひらかせ、欲望に従わせる・・・。

僕の腕の中で何度目かの絶頂を極めた貴女の表情は恍惚感にあふれ、満ち足りた肌は、しっとりと濡れてキラキラと輝いていた。
今夜の貴女は、僕のどんな要求にも応じる淫らな女になっていた。
エクスタシーの余韻にうごめく美しい肉体を見つめながら、僕は更に残酷な命令を女に課した。
「自分の指で快楽に溺れるんだ」
「え・・・そんな・・・」
貴女は一瞬戸惑うような表情を見せるが、
男の指が愛撫を再開すると、躊躇いの意識は、輝くような夢の肉体に飛んでゆくのだ。
先ほどの気も遠くなるような歓喜の絶頂が、男の支配に屈してしまえと誘っている。
僕の指は、貴女の躰のあらゆる部分に愛撫を加え、唇は貴女の躰を熱く濡らし続けた。
丹念に刺激を繰り返えし、官能のすみずみまでを掻き乱す。
「ああ、ダメになってしまう・・・」
そんな予感におびえながらも、貴女は敗れることに対する甘い期待にしだいにこらえがきかなくなっていた。


やがて白く細い指が僕の命じるままに、自らの肉体を辱めてゆく・・・。

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キス [散文]

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夜の静寂の中で、貴女は不意に僕の心に触れてくる・・・。
貴女の唇が僕の唇をふさぐ。
貴女の指のひやりとした感触が、忘れかけていた妖しい記憶を紡ぎ出していく。
苦しくも切ない感情。
身を焼く炎は、
許されない部分に触れることへの躊躇いを蜜のように溶かしていく・・・。

柔らかな唇が吸い付き、厚く湿り気のある息が弾む。
僕は舌を差し入れる。
白く滑らかな歯並びを舌先でたどり、さらに奥へと侵入する。
貴女の甘く濡れた口の中を隅々まで嘗め回した。
これまでに何度唇を重ね合わせ、言葉にならない吐息の中に貴女の心を見つけようとしてきただろうか?
温かく柔らかい弾力同士が溶け合い、その甘い刺激が体の芯に広がっていく。
貴女は軽く瞼を閉じて静かに湧き上がってくる気持ちよさに全身を浸しているかのようでした。
愛おしさと静かな満足。
絡まり合う温もりが甘い液体を交換し合う。
長く、深く、息も付けないキスを交わしながら僕はゆっくりと動き出していた。

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RAIN [散文]

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雨が降っています。
永遠に降り止むことのないような雨が降っています。

貴女を抱きながら僕は雨になる。
僕の舌はとても潤んでいて、貴女の肌の上で微かな音をたてる。
貴女が漏らす甘い悲鳴。
しかしそれは、やがて雨音にかき消され蒸発してしまうだろう。
静かな波に洗われながら、二人の体と吐息が一つになっていく。

雨音が弱くなる。
僕達を濡らす霧のような雨。
雨に濡れた貴女は、ゆっくりと女になっていった。






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眠りの妖精 [散文]

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僕はゆっくりと貴女の眠るベットへ近づき、ひざまずく。
やすらかな寝顔は純真さにあふれ、さながら無垢な少女のようだ。
豊かな胸が柔らかくシーツを押し上げ、規則正しく上下する。
僕は起こさないように、細心の注意を払って、貴女の体を覆うシーツをそっと剥ぎ取った。

曲線豊かな肢体が露わになる。
ゆっくり鼓動する心臓の音。シーツの上でかすかに身じろぎする美しい肉体。貴女は深々と息を吸い込む。
僕は顔を寄せ、貴女の息を吸い込み、その温かさを味わい、自分の息と交わらせる。
薄いシルクの夜着をくつろげて、麗しい乳房を露わにする。
ピンとたった乳首を二本の指で挟み、そっと締め付ける。
貴女の顔がのけ反る。唇が微かに開いている。ふっくらとした唇を優しく噛んで彼女の真っ直ぐに並んだ前歯を舌でなぞる。
僕は、深い眠りの中にある、貴女の吐息を感じた。
愛おしい女。
僕だけの恋人。
僕は太腿の間に手を伸ばし、優しく両脚を開かせる。
太腿の間に顔を寄せ、熱く芳しい女芯にキスをし、貴女がもっとも歓びを覚える箇所を強く舌で指し貫いた。
柔らかく潤んだ肉が甘く濡れていく・・・。
エクスタシーのさざ波が、女の全身を洗い始めていた。
貴女は弓なりに背を反らせ、声にならない叫び声をあげた。

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濡れていく・・・ [散文]

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青白い月明かりが霧のように降り注ぐ。
溜め息や唇が甘い言葉となって、僕達を満たしていく。
二人はお互いの欲望の場所を教え合い、与え合う。
僕は想う。
湧き上がってくる激しいものにこの身を委ねたい。
もっと激しく、もっと深く・・・。

世界は青い光で満たされ、切れ切れの声と、溜め息だけになっていく。

「ああぁ・・・、お願い・・・私を・・・犯して・・・」
自分で自分を辱める言葉を口にしたことで、貴女の全身は快楽の炎に包まれ、めらめらと燃え上がるのだ。
あの陶酔を心身に蘇らせ、僕はゆっくり腰をつかう。
膝から又のずっと上まで、恥骨とクリトリスを擦り付けるように往復させる。
乳首を舌先であやす。
硬くなっているのがはっきりと感じられた。
「ああ・・・したい」
貴女は快楽を待ち焦がれ、しなやかな身体を無防備にさらして打ち震える。
ショーツはみるみる濡れ、生肌のような舌触りになっていった。



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白い魚 [散文]

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細っりした女の輪郭が暗い影になって部屋を横切る。
白いバスローブをゆるくまとった貴女はゆっくりと僕に近づき、僕の目の前で立ち止まる。
美しく、しなやかな躰を持つ女。
僕は手を伸ばし彼女の肩からバスローブを滑り落としてゆく。
「だめ・・・」
貴女の声は甘い色を帯びて、それは抗うと言うよりむしろ誘うためのものになってゆく。
欲望の香が部屋の中に満ちていく。
それは深い森の奥の甘い露を乗せた花びらの香り。
僕は静かに貴女を抱き寄せ、少し冷たい柔らかく湿った唇にそっと触れる。
しなやかな白い魚が僕の腕の中で跳ねる。
「あっ・・・」
僕は彼女のウエストに腕を回し、掌を平らな腹に押し当てて彼女を自分の胸に引き寄せた。
女の躰は冷たい熱を帯びて、僕は肩から太腿まで彼女の熱であぶられてゆく。
僕は、欲望を伝えたえたくて張りつめたペニスを執拗に女のヒップに押し当てる。
「窓を見るんだ、貴女に見ていて欲しい。僕が貴女に触れるところを・・・」
窓の中に夜の街とともに、絡まり合う男と女が映し出されていく・・・。




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危険な欲望 [散文]

肌が燃える。
激しく突き上げている女の躰は、まるで火のような熱を伝えてくる。
危険なまでの荒々しい感情が僕を突き動かしていた。
女の官能を導きながら、その優しさと美しさに溢れた肉体を苦しめ狂わせたいと思う危険な欲望。
「あ・・・あぁ・・・」
貴女は声を漏らし、身悶える。
普段は穏やかな貴女の瞳が今はきつく閉じられ、苦しげに眉毛を寄せている。
汗ばんで乱れた髪が海藻のように揺れては散る。
紅潮した顔から胸にかけて流れ落ちた汗が無数の跡を刻んでいた。
もっと強引に体の芯まで揺さぶるような官能を貴女に与えたい。
体力の続く限り貴女の肉体を責め続け、官能を絞り尽くし、犯し尽くしたい。
普段は閉じこめられた男の獣性が女の躰を限りなく蹂躙していく。



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濡れた肌 [散文]

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重ね合わされた肌の感触を僕は全身で感じていた。
腕を腕に、腹を腹に、太腿を太腿に重ね合わせる。
温かく柔らかい肉体、微かに湿り気を帯びた女の肌はまるで吸い付くように僕に密着する。
押しつぶされた乳房の感触、擦れあう乳首の甘い痺れが僕を欲情させた。
焦点がぼやけるほど顔を近づけ、目と目を見つめ合い、唇を重ねる。
ふっくらとした唇を優しく噛んで彼女の真っ直ぐに並んだ前歯を舌でなぞる。
長く、深く、息も付けないキスを交わしながら僕はゆっくりと動き出す。
膝をすらりと伸びた女の太腿に割り込ませ少しづつ開かせてゆき、強い腰の動きで彼女を動けなくする。
貴女は睫毛を震わせながら目を閉じて僕の頬に湿った溜め息をふきかけた。
それは乱れ合う快楽への誘いなのか。
二人は互いの性器に指を伸ばし、息が弾むまで触り続け、呻き、身を捩り、懇願した。
熱と欲望が燃え上がり官能が沸き立ってゆく。
僕は体の芯が期待で締め付けられるのを感じていた。
こんなに女らしい貴女を体の奥で感じて満たされ、絶頂を迎えることが出来たなら・・・。
その時、二人の身体はピッタリと重なり、ひとつの生き物のように蠢き出していた。



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目覚め [散文]

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目覚めはエロティックな予感をともなっていた。
目が覚めた瞬間、僕の目の前には悪戯っぽく微笑む貴女の瞳があった。二人は既に全裸でベットに横たわっていて、僕の裸の胸には、柔らかく張りつめた乳房が押し当てられ、下半身は温かく濡れたヴァギナで覆われていた。

「目が覚めた?
 ダメ、動かないで。今夜は私が貴男を抱いてあげる。
 貴男は私にされるがまま。
 貴男をレイプするわ。」
そう言った貴女は、濡れた唇を重ねてくる。甘く熱いキスが僕を酔わせる。
貴女の指先が僕の全身をまさぐり、唇が興奮をかき立ててゆく・・・。

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